「あなたでよかった」と言ってもらえるケアを。中学のころから介護業界を志望した大髙彩香が今抱く思い


こんにちは! あきた創生マネジメント代表の阿波野升壱(あわのしょういち)です。

8月から新しく始めたスタッフ紹介ブログも、気付けば3回目となりました。今回登場するのは、高校を卒業してから当社で働き始め、現在6年目のスタッフである大髙彩香です。

地元の高校卒業後、初めて出た社会にいろいろ悩み考えながらも、仕事には真摯に向き合っている姿が頼もしかった大髙さん。彼女の一番のらしさは心身の「強さ」です。なんと彼女は、入社から今まで皆勤なんです。本当に素晴らしいことです!

そして、仕事を通して目指す人(憧れの人)ができ、その頃から、目つきや顔つきが変わって、ますます仕事に対しての取り組み方(学び、気付き)も変わってきました。介護福祉士の取得にも挑戦し、しっかり合格。今では、めちゃくちゃ頼れる存在です。

入社6年目がすぎ、これからの彼女に期待することは……。自分らしさが表現できるようにもっともっと成長してほしいし、その可能性は十分に持っていると思っています。そして「介護」を次世代へつなぐために、さらに技術や知識、経験を積み、自分磨きをして、現場リーダーや人(心)を育てる教育担当に存在になってほしいと思っています。

そんな彼女が介護という業界に携わるまでのストーリー、働いてみてからの苦労や乗り越えたきっかけ、成長ストーリー、そしてこれから実現したいことを、ぜひ今後仲間になってもらう未来の仲間たちにも読んでもらえると嬉しいです。

「人の役に立つことが好き」という思いから介護の道へ

初めまして。大髙彩香です。今回のブログでは、生まれも育ちも能代市の私が、なぜ介護業界を志望したのか、これまでの歩み、今後実現したいことを紹介できればと思っています!

高校を卒業してから仕事を始めて6年目となり、今では介護福祉士の資格もとり、利用者様のケアに携わっております。この業界で働こうと思ったきっかけは、中学生のときでした。

小学生のころから、誰もやらないような面倒なことを、自分はそんなに嫌とは思わない性格だった私。「誰もやらないなら」と軽い気持ちでやったら、周囲の人に感謝されることが、私にとってはとても嬉しかったんです。「人の役に立つ仕事ができたらいいな」と中学生の頃に考えていたものの、実際にはどのような職業があるかを悩んでいました。

人の役に立てる仕事は他にも多くあります。その中でも、何が自分に一番合っているか悩んでいたとき、たまたまニュースで介護の人材不足が取り上げられているのを見て「これだ!」と衝撃を受けたことが、介護の道に進もうと決めた瞬間となりました。

そこから高校で進路選択をするまで、介護に対する思いは変わることなく、私の心の中に残り続けました。県外に就職や進学をする友人もいましたが、今まで私や支えてくれた母と祖母のそばにいて恩返しをしていきたい、海と自然に囲まれた能代が好きという思いがあったので、県内で働ける介護施設を探しました。そのときに出会ったのが代表の阿波野です。

代表と初めて面接をしたときは、学校で練習してきたものと違い、とてもフランクだったのを覚えています。「これは本当に就職面接?」という気持ちになりました(笑)。ただそんな代表の人柄を魅力に感じ、この施設での就職を決めました。

人見知りだった自分を力強く成長させてくれた仕事

「人の役に立ちたい」という思いで介護という仕事を選んだものの、私は人見知りで誰かと話すことが苦手な人間でした。働きはじめのころは、先輩にも、利用者様にも自分から話しかけるのが怖かったです。先輩方は明るく、自分の意見をしっかりと言える人ばかりで、その中にいたら、自然と「今のままではいけない」と思うようになりました。そんなときに、代表から「笑顔がないよ」と指摘をされたことも、私の背中を大きく押してくれました。

そこから、勇気を出して分からないことを先輩に聞いてみたり、利用者様にも自分から心を開いてみたことで、自然と笑顔で会話ができるようになったんです。介護に限ることではありませんが、仕事は自分という存在を成長させてくれるものと感じました。

介護に携わらない方や、私の周囲にいる人からも、この仕事に対して「身体的にも精神的にも辛そう」と言われることがあります。確かにそれは嘘ではありません。ただ、それ以上の達成感や満足感が得られる仕事だと思います。小さいことかもしれませんが、日々の利用者様との些細な会話、何でもないことの助け合いから生まれる笑顔と「ありがとう」の言葉、それだけで私はとても嬉しい気持ちになり、達成感を得ることができます。

働き始めたころは、実際に介護の現場で働けることの嬉しさと、やっていけるかという不安、この2つの気持ちを抱えながら働いていました。しかし、毎日が勉強するばかりでしたし、周りの先輩方のすごさを間近に見て、「こんな介護士になりたい」という前向きな気持ちが大きくなり、不安はなくなりましたし、資格の取得に向けた勉強も頑張れました。

不安や心配事が全くなくなることはありませんが、私たちの施設ではスタッフ同士で相談しやすい環境があるので、今も前向きに働くことができていると思っています。

これからは“私なりの介護福祉士”を追求していきたい

前向きに働きながら、介護福祉士の資格を取得できたのは良いものの、目標として掲げていたものがなくなってしまったので、私は最近まで次の目標が見つけられずにいました。

そんなときに、テレビ番組(NHK『プロフィッショナル 仕事の流儀』)で取り上げられていた介護福祉士の和田行男さんを見て「人間が普通に生きる姿を五感を持って支える」という言葉に感銘を受けました。そんな話を代表との面談で話している中で、今の私にとって和田さんが“道しるべ”となる存在であること、そして自分の目指すべき道が少しずつ見えてきました。

“私なりの介護福祉士”を追求する――。それは経験を生かしつつ、勉強を続けることで、利用者様に「あなたで良かった」と言ってもらえるケアをすることだと思っています。

最後になりますが、私たちの施設では、介護施設とすきまワーカーのマッチングサービス「Sketter」や「福祉留学」などを通して、介護という仕事の魅力を知ってもらう機会を作っています。ぜひ、私たちの施設に一度遊びに来てもらえると嬉しいです!

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