⭐️リモートスケッターリポーター 阿波野編 その③⭐️


今回は、全国のスケッター「ZOOMで施設にインタビュー」という施設長やスタッフにインタビューして、施設や働く人の魅力を伝えるPR記事を書いてくれるスケッターを募集しました!!

たくさんのご応募いただき、誠に有り難うございました!!

今回、第1回目のテーマは… 「介護という業界の課題と、その解決に必要だと思う取り組みについて」について弊社代表(阿波野)と対談形式で話していただき、話をまとめていただきました

 

第3回目のインタビュアーは中門 千恵子さんです!!!

東京で訪問介護員をされながら、将来の働き方について真剣に考えられ実践されている素晴らしい方でした!!めちゃくちゃ共感できるお話も聞けて、私自身実り多き時間となりました!有り難うございました!

インタビューテーマ

【介護という業界の課題と、その解決に必要なもの】

はじめに

この度、秋田県でショートステイやデイサービスの4つの事業所の運営をされている、株式会社あきた創生マネジメント代表取締役の阿波野聖一さんにインタビューをさせていただく機会をいただきました。

※インタビュアー…介護業界14年目で、普段は東京で訪問介護ヘルパーを中心に、個人ヘルパーやシニア向けアクテビティの活動を行っています。

介護業界では斬新な新しい取り組みや、目の前にいるスタッフをとにかく大切にされているその想い、問題提起だけではなく「将来はこうなっていく、だから自分達はこれをやっていこう」と常に発信されている姿勢に、介護士である私も「なぜその取り組みを?」「その背景はなんだろう?」と質問が止まりませんでした。

そして、この対話そのものが、結果的にテーマの「解決に必要なもの」のヒントになっているように感じました。

阿波野さんはブログやnoteで発信されているので、事業や今後のビジョンなどそちらで知ることもできますが、熱いお話の一部を以下でご紹介させていただきます。(中門)

 

人材不足について

~人材シェア、副業の取り組み~

__週に3日はA企業で社員として、残りの2日はB企業で業務委託で働く、などの「人材シェア」が理想的で、そういった働き方を今ある4つの事業所間で出来ないかと考えているとの事ですが、なぜその発想に至ったのでしょうか?

阿波野:スタッフの給料を上げていくにはどうしたらいいか?と、関連して人材不足解消するには?いうのがはじまりです。介護報酬は頭打ちで、どれだけスタッフが頑張ってくれても給料アップが出来ないという現実がすぐそこに来ているんですよね。

そこで、給料は簡単に上げられなくても時間や休みなら変化させられるので、増やした休みで副業をするとか、いろんな施設で働いて経験を積みながら収入を上げる、さらにはそれをきっかけに外に目を向けて、副業というのを「社内」から「社外」へ、という発想をスタッフにも持ってもらいたいと考えています。

人材不足については、業務をどんどん細分化しています。介護士は、介護という仕事にスポットを当てて、その他の業務は別で補います。よくあるんですけど「介護士じゃなくても良い仕事」を、高齢者や障がい者の方にお願いしています。

 

~人が集まる・定着する事業所とは~

__事業所によっては、人材が集まり過ぎて過多になっている所もあるそうで、取り組みが注目されていました。人が集まる、定着する良いサイクルや理想的なかたちを教えてください

阿波野:人が集まる雰囲気=居心地の良さだと思います。スタッフにとって居心地の良い場所でなければ、利用者さんに質の良いケアはできません。私の場合はそういう意味で、「スタッフが第一優先」です。

 

~1番大切なのはスタッフ、その次に利用者さん~

__そういう考えに至るにはどのような経緯があったのでしょうか。

阿波野:最初の起業の時は「まず利用者さんが第一だから、スタッフはこう頑張っていこう」という考えでした。

でも、当たり前ですがケアって一人では出来ないからチーム作りがとても重要で、まず私とスタッフの信頼関係を築く事で、ケアの大切な事や想いがしっかり伝わっていくようにする。という順番の方が、どんどん良いケアに繋がっていくし、スタッフにもそこに気づいてもらうように関わっています。

利用者さんもご家族も、もちろん大事です。でもそれ以上に目の前にいるスタッフと真剣に向き合っていく、寄り添っていく事を大事にしています。

 

 

介護業界の変化、教育

~教育できる環境~

__私自身、介護の業界に長くいて「変化」に対するハードルがとても高いと感じています。

阿波野:現場の中身を変えていかないとですよね。この業界を引っ張っていく人が、もう少し思考を変えていかないと、その下で働く人達を引っ張っていけないと思います。

「介護の質」とよく言われますが、質を上げる前にどれだけスタッフを教育できる環境を作れるか。教育出来る環境=スタッフが楽しんで働ける環境、だと思います。

利用者さんに良いケアをしていくためにも、この仕事はチーム作りが大事で、それがなぜ大事なのか、上の人たちがしっかり教えていく事が大事だと思います。

~経営者、リーダーがまず成長する~

__スタッフを教育していくためには、どんなことが必要でしょうか。

阿波野:経営者やリーダー側が勉強、成長していかないといけないと思います。昔からある介護の価値観も、どんどんアップデートしていかなくちゃいけないのに、「介護ってこういう事」と、引っ張る側の人が変化できていないと、新しく入ったスタッフの「なぜこれが必要なのか?」に答えられず、業務そのものしか教えられないと思います。

 

仲間への想い

__人との関わり、特にスタッフの方への想いを強く感じました。仕事面だけでなく、大きな器でスタッフと関わられているように思います。

阿波野:頑張る事も大切ですが、公私問わず助けが必要な時は素直に言えるような上下関係がいいなと考えています。

去年まで、本当に人が集まらなくて休日出勤でどうにか回していた時期から、今は人材過多になる程まで来ました。そういう困難を一緒に乗り越えたチーム力というのは本当にすごくて、マインドを伝えられた時は、どうにもならないくらい嬉しいです。

「何かあっても、最終的に後ろに私が居る以上はなんとか出来るから、だから挑戦して」と、スタッフにはいつも話しています。めちゃくちゃ信頼している、大好きなスタッフです。

だからこそ、今後私がやるのは、多様な働き方を導入していく事、介護職がキャリアアップするためにどんどん事業所を増やして、いろんな面で拡大していく事です。

さらに、秋田で考えると少ない人数でも介護をしっかりやっていける環境を作る事、人材の育成やチーム作りで環境の整ったチームを増やしていく事が、この介護業界の全体のプラスになると思っています。

おわりに

介護業界の課題というテーマがありながら、気づけばほとんどの時間を「現場のスタッフ」についてお聞きしていました。副業、フリーランスなど多様な働き方が浸透していくこれからの時代、介護業界でもそこにチャレンジして良いのだと、可能性の拡がりを感じた時間でした。

人材不足のお話の中で阿波野さんは、「未来を感じない事業所で、誰が働くのか」ともお話されていました。また「ナマイキですみません」とも。笑

では介護業界に未来を感じようとしている、選択肢を拡げたい介護士はどれだけいるのか、どうしたらその発想が普通になるか…と考えを巡らせながら、「そこに居る人、引っ張っている人の変化や成長を身近で感じとる事」が、私にとっては「未来を感じる事」だと思いました。

今回はZoomでのインタビューでしたが、いつか実際にお会い出来る日を楽しみにしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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2020-09-10 | Posted in ドラりん夢会報Comments Closed 

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