利用者さんの想いに寄り添い、「介護施設」の枠を超えた居場所作りを。リーダーの伊藤要平が歩んだ8年間


こんにちは! あきた創生マネジメント代表の阿波野升壱(あわのしょういち)です。

先月から、スタッフを紹介するブログを始めました。2回目に登場するのは、二ツ井にある「ショートステイ輪」開設当初からのスタッフであるリーダーの伊藤要平です。

当時は、資格は持っていても経験がないということで、経験があるスタッフの陰に隠れている感じでした(笑)。しかし、介護の方向性の違いがあり経験者が次々と辞めていく中で、私と家内のみが経験者、あとは経験が浅いスタッフのみとなったときに頭角を現わしてきました。もともとリーダーの素質や介護の感性、気づきの早さはあったと思います。

周りに影響されやすいのは懸念してましたが、将来を見越して「リーダーやってみる?」と伝えると「やってみたい」と顔つき、目つきが変わったことを鮮明に覚えています。まだまだ荒削りで、緩さもありますが、それも伊藤リーダーらしさだと思っています!

今は「緩さ」の中に「真」が出始めてきたので、私にも意見をしっかり伝えるようになりました。これからも自分らしさ、自分の真を大切に成長してもらいたいと思っています! そんな彼が介護という業界に携わるまでの物語、働いてみてからの苦労、これから実現したいこと、ぜひ今後仲間になってもらう未来の仲間たちにも読んでもらえると嬉しいです。

「祖父を“可愛そうにしている”のは自分達なんだ」

私が介護に関わろうと決めたのは、職人気質の祖父がきっかけでした。幼いころから怒られたイメージしかない祖父。一番記憶に残っているエピソードは、小学1年生のときの誕生日です。浮かれていた私は兄とはしゃいでしまい、誕生日ケーキを床に落としてしまいました。すぐに祖父からのカミナリが落ち、泣きながら誕生日会をしたことを覚えています。

ただ両親が共働きだったこともあり、小学生までは学校が終わると祖父母が面倒をみてくれていました。当時は自転車の後ろに乗せて色んな所に連れて行ってくれましたし、怒られているとき以外は嫌いではなかったです(笑)。そんな祖父が私が中学生のときに脳梗塞で倒れ、寝たきりとなりました。排泄なども自分で処理できない光景を見てしまい、「汚い」「臭い」などの感情しか持つことができず、徐々に話もしなくなったことを覚えています。

私はそのまま年を重ね、学生時代に感じていた「汚い」「臭い」という感情もありつつ、末期状態に近くなっていく祖父を見て「可愛そう」という感情がつのっていきました。

一日のほとんどを自分の部屋で過ごす祖父。ある日、言葉も喋れず、窓の外から聞こえてくる町内のお祭りの笛や太鼓を聞いていたとき、ふと涙を流している姿を目にしました。「小さいときは自転車で色んなところに連れて行ってくれたなあ」 そう思った私は、バリアフリーではない家の玄関にスロープを作り、車椅子に乗る祖父を外に連れ出しました。

その日は「餅っこ祭」というイベントだったので、祖父が大好きだった餅を買ってあげることにしました。もちろん餅を食べれるような身体状況ではなかったのですが、涙を流して喜んでくれたのを覚えています。そんな祖父に触れ、「可愛そうにしているのは自分たちなんだ」と気付かされたんです。これが私が介護業界で働こうと決めたきっかけとなりました。

互いを認め合い、協力し合える最高のチームに

そんな経緯で介護業界で働こうと決めたものの、高校卒業後は結局介護の仕事はせず、いわゆるニートをしていました(笑)。ただ23歳のときに子どもができたのもあり、市役所の臨時職員として働きつつ、まずはヘルパー2級(現 初任者研修)の資格を取得しました。

仕事も安定しない状況で2人目の子どもができ、いつまでもだらしない自分にしびれを切らした嫁さん。期日ギリギリの求人を見つけ、勝手に電話したのが全ての始まりでした。初めて会った代表は思ったより若く、「面接担当の人?」と思ったことを覚えています(笑)。

実際に働いてみて感じたのは、「排泄介助とかよくやるね」と言われることが多い業界ではありますが、それ以上に夜間一睡もしない利用者さんや、とにかく帰宅願望が強い利用者さんなどがいて大変ということです。大変というよりも、イライラの毎日でした。一時帰宅から戻ってきた利用者さんが、家から隠して持ち込んだタバコを吸いながら缶詰を食べているのを発見してケンカになり、夜中に代表に来てもらったこともあります(笑)。

また、それ以上に大変だったのが、職員同士の人間関係でした。施設に入った当初は先輩だらけで意見もできず、イライラする日々を過ごし、私にとって辛い期間となりました。

数年は耐える日々を過ごしましたが、「楽しい」と思える瞬間も多くあり、辞めることはありませんでした。その後、介護経験がないスタッフが中心となる中で、自然と互いを認め合い、協力し合う最高のチームが生まれていきました。そんな仲間のおかげで1人で悩むこともなくなり、利用者さんの想いに寄り添うことが8年を経てできるようになりました。

リーダーとして自分ができたことはほとんどありませんが、しいて言うならば、皆に役割を持たせ、「責任の重大さ」ではなく、「責任の楽しさ」を伝えてきたぐらいです。

ありのままの自然が介護の楽しさであり魅力

私たちが目指すのは利用者さんやご家族さんの想いに寄り添い、これまでの「介護施設」の枠を超えた居場所作りです。そのためにも「信頼」を大事に、リスクに縛られないケアの実現を目指しています。たとえば、職員が手書きで昼食会の招待状を送り、施設内で利用者さんとご家族さんが一緒に昼食を食べることもあります。それによりる食中毒などのリスクもありますが、「家族と一緒にご飯を食べる」という当たり前のことを実現したいんです。

過去の介護の固定概念や数字に捉われず、利用者さんの想いに触れて生活をする――。そんなありのまま自然でいることが介護の楽しさであり、魅力だと今は思っています。

リーダーを任せていただき、まだ知識や経験も少ないですが、代表のもとで介護を続けてきたという自信が今生まれ始めています。だから、次に目指しているのは管理者になることです。とはいえ、私1人でできることは多くなく、チームで互いを認め合い、支えあう仲間が必要です。「新しい介護」の形を、ぜひ秋田で一緒に創っていきましょう!

あきた創生マネジメントでは、これからの介護の未来を創っていく仲間を募集しています。副業や兼業での関わりも可、まずは「見学をしてみたい」という方も大歓迎です! 関心のある方は、こちらのメールアドレス( rin.sousei.saiyo@gmail.com )宛てにぜひご連絡ください。※全てのご連絡に対して返信できない場合がございます。ご了承くださいませ。

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